(3)明治時代における陰徳――我が国近代の企業の社会貢献

私は、陰徳を「うちに愛の心をもって利他の行為を行うこと」と定義した。江戸時代、「積善陰徳」は町人の経済倫理の重要な徳目である倹約と表裏一体のもとして広く定着したのではないか、との考えを述べた。それでは、その「積善陰徳」は … 続きを読む (3)明治時代における陰徳――我が国近代の企業の社会貢献